こんにちは。ビーンズ塾長の長澤です!
大学3年生のとき授業をサボりにサボりまくって18単位しかとれなかったものの、大学生活を1年延長するほどの単位取得への真摯な姿勢が高く評価され、東京大学経済学部学部長の星岳雄氏より、経済学士の学位を授与されたこの私が、専修大学の経営学部の皆さんに、キャリアへの向き合い方について授業してまいりました!
今回の記事では、
・専修大学での授業の様子や学生の皆さんの反応
・大学生や若手人材へのサポート方法についてのビーンズの熱い主張
の2点について話していきたいと思います!
長澤啓(Nagasawa kei)
学年ビリから二浪し東京大学へ入学。ビーンズの活動が楽しすぎ、留年。経済学部経営学科卒。
副代表として、講師の採用育成プランの策定・外部協力者との渉外・経営企画までマルチにこなしながら、日々「ビーンズメソッド」を洗練させている。
さらに、親との衝突が絶えなかった自身の経験を活かし、保護者さまと月100件以上やりとりを実施。趣味はビールを飲みながら出汁巻き卵をつくること。
■インタビュー/詳しい自己紹介
・学校の勉強についていけなかった僕が東大に合格するまでと親と対立した日々について
・勉強へのやる気が出ない中学生を変えるために親ができることを学習支援のプロに聞きました
・プロに聞きたい!不登校や勉強嫌いな中学生・高校生が進路を選ぶタイミングで、親に何ができるの?
令和の大学教育と若手のサポート方法について/専修大学でキャリア授業
授業で大学生の皆さんにお話ししたことは、大きく分けて以下の2つです。
就活への向き合い方
まず、1点目の就活への向き合い方について。
こちらの記事で紹介している内容をお伝えしました。
ざっくり言うと、
「現在の就活のスケジュールって、かなりタイトなので、ガクチカ(学生時代、力を入れたことの略)づくりは早めにやろう!」
「ガクチカがあると、自分のやりたいことの方向性を見つけやすくなるから、希望する進路を見つけやすくなる」
といったことに始まり……
・TSM(※)を満たすガクチカを作ろう
・学生を労働力としてこき使うだけでガクチカを得られない質の悪い長期インターンの見分け方
などについてお話ししました。
【TSM】とは
「Team&Training」…チームメンバーを育成し、チームをつくる経験
「System」…活動の仕組みを理解し、仕組みを作る経験
「Money」…チームの収支を意識しながら活動する経験
それぞれの頭文字です。
このTSMが揃っていると、(特に大手の総合職志望の場合)会社側から評価されやすくなるとビーンズでは考えています。
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はい。
まあ今回に関しては就活対策の方法は、ただの前菜です。
(もちろん、前菜とはいえ、ビーンズで積み上げてきた確かなノウハウをベースにしております!)
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大学生へ伝えたい同世代の仲間とのつながり方
最もお伝えしたかったことは、「そもそもの前提となる、同世代の仲間とのつながり方」です。
じゃあ、具体的には何を伝えたかというと……
・仲間からのチャットへの返信やリアクションは、お早めに
といったことです。
「え??? キャリアの授業ちゃうんかい! てか、そんなレベルのこと教えてんの??」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、コロナ禍直撃世代の大学生は本当に他人(特に同世代)と深く繋がった経験が乏しいんです……
結果として、
・同世代と自分の悩みや、将来のことについての深い話をすることができない
・一緒に何か(文化祭の企画など)に挑戦している仲間からのちょっとした連絡にも返信ができない
といったことが多発しているんですねえ……
その結果として……
同世代と深く繋がることができず、精神的にも満たされず、ガクチカを得られない → 就活で大苦戦……! って事態になってしまうんです。
もちろん、
・困っている仲間がいたら助けよう
・仲間からのチャットへの返信やリアクションは早めやろう
なんてことを、大学生へ上から目線で伝えたり、シリアスに伝えても意味がありません。
ビーンズのインターン生へふだんから伝えている内容・伝え方で、お話ししました!
学生の皆さんの反応
今回の授業を受講された大学生の皆さんの反応も一部紹介しますね。
全ては紹介しきれないのですが、「チャットには早めに反応しよう」といったメッセージも新鮮味を持って受け止められていたのが、印象的であると同時に「やはり」と感じました。
今日の長澤さんの講義は本当にためになりました。
こう書くとあまりにもありきたりですが、聞いていてすごく有益な情報を教えてもらっていることをひしひしと感じました。
まず、長澤さんの経歴からして興味深く、話がとても分かりやすくて滅茶苦茶に頭の切れる人なんだろうなと感じていたので留年していたことは驚きでした。
多くの不登校の学生がいい大学に入りたいというコンプレックスを抱えているという話や、ビーンズの活動の話は私が全く興味を持っていなかった教育分野の話だったこともあってとても新鮮でした。
しかし特段為になったのはガクチカの話です。
正直言って、私はガクチカと呼べるようなものがありません。
(中略)
なので、TSMの作り方や長期インターンの選び方は本当に参考になりました。
もっと早いうちに知りたかった、という気持ちが強いです。それと、最後に仰っていた仲間の作り方は本当にその通りだなと思います。
アルバイトやグループワークで普段から心がけていることなのですが、自分の手伝おうとする姿勢や行動は基本的にポジティブな反応として帰ってきます。ただそれを仕事をしない人にやりすぎてしまうと自分の仕事量だけが増えてしまうこともあるので、そういったときに役割分担をきちんとできる能力があればより潤滑な
チームが出来上がるんだろうか、と考えてしまいます。
メッセージにちゃんと反応すること、自分から話して、助けに行くこと。
当然のことではありますが、本当に大切なことだよなと今回の講義で再認識しました。時間目いっぱいの講義でしたが、出来ることであれば長澤さんの話をまだまだ聞きたいなと感じる素晴らしい講義でした。
本日、長澤さんのお話を聞いて三年生の現時点で聞いてもためになったが、1年生のころに聞くことが出来ていたらコロナで持て余していた時間を無駄にせずに、もっと有意義に使うことが出来たのではないかと思った。
ガクチカのお話に関して、長澤さんのお話を聞くまでは「ガクチカがないと面接で話すことがない」というイメージだったが、「ガクチカがないとその仕事が自分に向いているか向いていないのかがわからない」ということを聞いて、その通りだと感じた。
確かに知識のないものを自分の選択肢に出すことは出来ない。
自分はほとんど地元から出ることなく育ってきたため経験総量に乏しい。
結果として、就活においても自分の少ない手札の中から探そうとしてしまった。
既に3年生ではあるが、経験総量を増やすために色々なことを経験していきたい。
※なお、専修大学の名誉のために断言しますが、専修大学の学生さんが特に人馴れしていないといったことではありません。
ほぼ全ての大学(早慶やICU含む)といった、一昔前なら「アクティブな学生が多いよね」と言われてる大学でも学生がデリケートな状態になっていると強く感じます。
三宅秀道先生の紹介
ここで、ビーンズが専修大学で授業する機会を頂戴した経緯について説明させてください。
今回の機会をくださったのは、経営学部准教授の三宅秀道先生です。
そもそも三宅秀道先生とのご縁はビーンズに深く共感してくださっているさるお方(お立場がある方なので、ご紹介はまたの機会で!)からいただきました。
三宅先生には、ビーンズメソッドをはじめビーンズの考え方にも、ご共感いただき(コメント・アドバイスまで頂戴し、恐縮です)、今回の授業の依頼をいただきました!
なお… 三宅秀道先生は、ベストセラーとなった『新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学 』の著者です。
「商品開発においては、技術的な進歩を無暗に求めるのではなく、もっともっと大局的な視点で○○を開発すると革新的な商品が生まれることがある!」といったことについて、記憶に残る具体的なエピソードとともに説明されてあります。
※○○に当てはまる部分は書籍を実際にお手にとって、お確かめください!
具体的なエピソードが多いだけでなく、理論・概念が完璧に整理されて紹介されてあるので、ビジネスの現場で応用しやすいのが助かります。
私もビーンズの経営やビーンズメソッドの開発や打ち出し方において、かなり応用させてもらっています!
それでいて、練り上げられた理論が背骨としてバシっと通っており、理論家としての三宅先生の凄さを体感できる1冊です。
余談ですが、本の帯を書いていらっしゃるのが東大の経営学科で私も授業を受けていた超大御所の大先生でびっくりしました笑
令和の大学教育、かくあるべし
ここからは、専修大学・三宅先生とは関係なく、私、長澤の「令和の大学教育」についての想いについてお話しします。
ビーンズの現場で、多くの大学生と仲間として一緒の時間を過ごし、現場で活動し、幾度も夜を溶かして話し合った結果…思うことがあります。
それは、
「大学教育が令和の大学生の現状にフィットしてない…」
ということです。
大学に必要なのは「撤退戦」と「防衛ラインの引き直し」
先に結論をお話しします。
大学教育の「撤退戦」と「防衛ラインの引き直し」。これがビーンズの提案です。
一言でいえば、高等教育機関として「高度な何か」を教えることから、いったん撤退すべきです。
確かに、大学のそもそもの意義とは高等教育機関です。
高度な学問への向き合い方とか…
世界市民としての心構えとか…
アントレプレナーシップとか…
を学生が学び、研究する場所です。
しかし、そんなザ・高等教育が(大学生のマジョリティに)通用したのはマックス甘く見ても、18年入学の大学生までであったと思います。
そうではなくて「大人との接し方」「同世代との接し方」などといった基本的な事項について教えるという感じで、戦線を縮小し、そこに大学が持つリソースの全てを投入すべきだと思います。
大学で広がる「人間関係砂漠」
なぜ、大学で「大人との接し方」「同世代との接し方」などといった基本的な事項について教えることが必要なのか。
そう考える理由には、コロナが令和の大学生に大きな影を落としていることがあります。
コロナ前まで、「大学生だったら勝手に遊んで勝手に仲間作って元気なもんでしょ。じゃ、大学の授業では高度なことを教えましょうね~」っていう常識が通用しました。
しかし、コロナ禍以降は違います。
コロナ禍以降、総合大学の大規模大学を中心に、「人間関係砂漠」が広がっています。
「人間関係砂漠」とは何か。大学生たちがコロナ禍のせいで、サークルでもゼミでも深い人間関係を築けていないことです。
サークル活動は復活しました。
ゼミも授業も対面に戻りました。
でも、ポストコロナの大学生たちは、みんな深い人間関係を築くための所作や振る舞いを知りません。
サークルやゼミの先輩たちもです。
と、どうなるか。
「人間関係砂漠」となってしまった大学では、インタラクティブな授業は成り立ちません。
授業で楽をしたい大学生たちはとにかく発言せず、質問しません。
オンライン授業ならZoomの顔出しもしません。
「とりあえずZoomの画面をつけているだけ」で授業参加したことにするみたいなことが当たり前になってしまいました。
大学の先生たちも最初は頑張っていたようなのですが、押しても引いてもピクリとも反応しない大学生(恥ずかしながら我が母校の東大もそうでした…)にしびれを切らします。
そりゃあ、そうです。高等教育機関のはずなのに、たくさんの沈黙したZoomパネルたちに一人で語り続けていたら、誰だってテンション下がります。
そして気づくのです。「あ、大学生が授業に期待していないなら、私達もそれ相応の授業にすればよい。下手に授業を盛り上げようと頑張るのではなく、淡々と授業を進めてしまえ」と。
そして少なくない大学の授業が「棒読みと、流し聞きが最適解」になってしまいました。。
今の大学(学部生)には、ポストコロナ世代の大学生しか居ません。
コロナ禍の初期であれば「大学の授業って、こんなのじゃない!」という声が聞こえてきました。
でも今は「大学の授業って、もともとこうなんでしょ?」という感覚に変わってきたように思います。
授業に集中力は要らないし、選択肢を選択すれば単位が来て、記述はほとんどない。それが大学だと多くの学生が思っている。
ちなみに、三宅先生は、その真逆の教育スタイルを徹底されています…。
「リアクションペーパーは毎回600字以上」(これをやっておくと、就活でESを書く際にアドバンテージを得られるとのこと)
「大学生に手とり足とり指示を出す」「指示を出す前に大学生から相談を無限に受ける…」
「相談を受けるために、相談してもらえるように様々な工夫を凝らす…」
「どこまでも果てしなく大学生に寄り添う」を実践されている様子は本当に尊敬しています。
が、三宅先生がいかにすごくても、孤軍奮闘では限界があります…。大学生へのサポートは無限ともいえる時間が必要です。
一人の人間の頑張りだけに頼るのは間違っていると思っています。
あ、ここまで読んでムズムズしている方がいらっしゃいますね。
「大学の先生の授業が楽しくないのは、いつだって同じだろ…」
「いや、コロナ以前の大学だって、大学生は授業は聞いてなかったぞ。私の若いときだって…」
仰る通りです。
大学を「授業はそこそこに、課外活動で青春を満喫した」「課外活動で大人・同世代との接し方を学んだ」という感じで過ごした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私もその手合いです。総合大学の文系だと、そういう方が多いのかなーと思っています。
しかし。
コロナになってからは、
オリエンテーション合宿は自粛。
サークルの新歓合宿も自粛。
ゼミ合宿も自粛。
夜中まで飲み明かして身の上話をする飲み会も自粛……
ですから、令和の大学生たちは同世代や大人と深い人間関係を築く経験、そこから自分の身の上話をして、それが受容された経験が全くない人が過半数であると強く感じます。
令和の大学生の実情「好かれるよりも嫌われたくない」
「大人との接し方」や「同世代との接し方」は文化として大学で全く継承されていません。
と、どうなるか…。
奢られた後輩が恐縮するばかりで「ありがとうございます」に一言がいえない。お礼のチャットが入れられない。そもそも先輩が奢らない。
「なーんだ。そんなことか。そんなの会社だってそうだよ。先輩が奢るなんて感覚が昭和だよ」
と思った方は甘いです。
こんなのは序の口。
「友達や恋人と称するsomeone」がいても、深い話はできない。というか身の上話・相談ができません。
身の上話ができないので、就職活動の愚痴や悩みは同じサークルの友達にも言えません。
なぜなら、就職活動の進捗は彼らにとっての一番センシティブな内容だからです。
「悩みを言えたほうが、仲が縮まるのでは?」
「先輩が奢ったり、奢られたほうが仲が縮まりませんか?」
と思った方もいると思います。
ここで、令和の大学生の新しい「キーワード」をお伝えします。
それが……「好かれるよりも嫌われたくない」です。
(「好かれるよりも嫌われたくない」の図です)
「悩みがいえない」どころか…
周りの視線が気になるから(「いい子ぶって」って思われるかもしれないと)飲み会のサラダを取り分けられない。
だから、せっかく注文したインスタ映えするサラダは、最後までキレイなまま…
誕生日ケーキは買ったはいいけど誰も切らない。というか、それが分かっているからケーキは買わない。誕生日会はしない。
みんなで集まっても、「ポテトチップスの袋」は誰もあけない。
……いかがでしょうか。(ここまで言うのは暴論と分かったうえですが)多くの大学生たちが茫々たる人間関係砂漠の中で、砂粒として存在している状態である。
これが、ビーンズが見ている令和の大学生の実情です。
これが大学が高等教育機関として「高度な何か」を教えることから、いったん撤退すべき理由です。
大学は大学生の変化に追いつけていない
では、大学サイドは、この大学生の実情をどうしようとしているのでしょうか。
結論、完全に後手に回っていて追いつけていません…。
どころか、手を打つのを諦めつつあるか・もう見て見ぬふりをしているように思います。
先進的教育や少人数教育を掲げている大学でも「学生に昔と変わらない高い基準やスタンスを求めるばかりで丁寧にフォローしない」っていう惨状が当たり前のように広がっています。
結果として、今の大学生(おそらく新社会人も……)はちょっと前よりも精神的にデリケートになっています。
そりゃそうよ。だって、同世代に信頼できる仲間を見つけられなかったんだから……
ここで、ちょっと視線を引いてみてください……。
少子化なのに不登校は過去最多(日本財団の調査によると中学生の10人に1人が不登校傾向)で、
小中高生の自殺者数も過去最多の500人超えですよ???
今までの常識を超えた社会の中で日本の若者たちは育ってきたということを認識すると話がスムーズになると思うのです。
大学の「防衛ラインの引き直し」は、人間関係の築き方を伝えるところから
では、そんな令和の大学生たちへ何をすべきか。
あらためてですが…
ビーンズは、大学は高等教育機関として「高度な何か」を教えることから、いったん撤退すべきと考えています。
そして「大人との接し方」「同世代との接し方」といったコミュニケーションの基本的な事項についてから伝えることを提案します。
では、どのレベルから大学生に伝えるか。
例えば…
「人との関わり方(例:仲間への返信は早めにしよう)」
「同世代や大人への苦手意識を少しずつ溶かしていこう」
そのあたりの初歩的なメッセージからがよいと思っています。
もちろん、大学生たちへ「大人との接し方」や「同世代との接し方」を伝えるには熟練の技術が必要です。
これらのメッセージを豆腐を洗うように優しく優しく伝えていく必要があると考えています。
若手に接する大人たちが”勘違い”しないでほしいこと
ここまで申し上げても、「若者は、失敗が必要! そこから学べばいいんだよ!」って言っている、そこのアナタ!
それ、あり得ません。本当にご注意ください。
失敗したら、そのダメージで二度と(少なくとも長い期間)立ち上がれないんで。
あと、この記事を読んでいる意識高い&行動力高い&戦闘力高めの大人たちは…
「最近の大学生(若者)はすごいよね」
「いやいや、最近の若者だってよく考えて、しっかりしてますよ~」
といった前提・楽観論で令和の大学生・若手に接しがちですが、それ、やめましょう。
少なくとも、その目の前の大学生や若手と半年ほど一緒に過ごし、一緒に仕事をする中で、深い関係を築いてから「この人はやっぱりスゴイな~」とジャッジしたほうが絶対にいいです。
もし、最初にジャッジして大人からの期待値調整をミスっちゃうと、大学生・若手は「私は大人の期待値に応えられない。でもそのことは大人にバレちゃいけない」となって、一気に追い込まれます。
大人たちは悪気はなくとも意図せずに「大人たちが考える理想と実情の差分」を大学生・若手に突きつけてしまい、若者たちを追い詰めてしまっています。
大学生からしたら、そんな大人は恐怖の対象でしかありません。
そして、大人には相談できないようになります。
「大人からの期待値と自分の実情の差分」について相談できないから、最終的にはどこかで爆発してしまうのです。
専修大学でキャリアについての授業をしてきました/令和の大学教育と若手のサポート方法について まとめ
ぜーはー ぜーはー…一気にまくし立てて、ちょっと疲れました。
この記事後半では、ビーンズの考える「令和の大学教育」の姿を提示しました。
ただ、大学教育の課題についての捉え方や、どこまで防衛ラインを引き下げるかについては色々な考え方や表現があると思っています。
専修大学 三宅先生からは「いったん手前から始める。わざから入るべし」というキーワードをいただきました。
具体的には…
大学側が、大学生にとって手触り感のない理論や難しい用語を教えようとして、
大学生側もまた「単位が欲しいから」と、実感のないまま学ぶことで、
結果として、カッコ穴埋めの用語暗記をすることになってしまう…。
その前に、「自分の頭で考えて、喋って、挨拶して、現場に行って…」を繰り返し、学生が学ぶ仕草、物腰を身につける方が優先だ
ということです。
ぜひ、ここまでご覧になった皆様とも、様々な意見を交換し、「令和の大学教育」をよりよくする方向性について共に考えていければと思っています。
最後に……
「なんか最近の大学生・新入社員、元気ないな~~ 接しにくいな~~」と感じていらっしゃる方がいらっしゃったら、是非お声がけください。
たぶん、僕らが見ているのと同じ景色を見ています。
ビーンズで練り上げてきた理論をもとに解決策の糸口についてお話しできます!
「もっと、今の大学生の状況について知りたい!」って方は、児童精神科医の三木先生との対談記事もぜひご覧になってください!