前回の記事では、大学生活に潜む「魔のGW(ゴールデンウィーク)」という落とし穴や、クラスのない世界での「友達づくりのサバイバル術」についてお届けしました。

「友達は固定じゃなくていい」「1人行動も怖くない」というセンパイたちの言葉に、少しホッとした方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな安心感のすぐ後ろから、もう一つの巨大な不安が忍び寄ってきます。 それが、「ガクチカ」という言葉です。
「就活のために、今のうちから何かすごい実績を作らなきゃいけないの?」 「やりたいことがまだ見つからない自分は、もう出遅れている?」
そんな「正体のわからない焦り」を解消するために、今回もビーンズのセンパイたちが、ガクチカの本質を解き明かします。
ガクチカってなに?どうつくればいいの?
ここで、言葉の整理をしておきましょう。
ガクチカとは…
「学生時代に力を入れたこと」
の略称です。
一般的には、就職活動の面接やエントリーシートで必ず聞かれる定番の質問を指します。
「あなたが何に熱中し、そこから何を学び、どう行動したか」あなたの「人となり」を知るための指標として使われます。
こう聞くと、「ボランティアのリーダーをやらなきゃ」「起業しなきゃ」といった“すごい実績”が必要だと思われがちですが、実はそうではありません。
大切なのは「何を面白がって、どう動いたか」というプロセスそのもの。
今回の座談会では、その「つくりかた」の意外なヒントが飛び出します!
自分が楽しいことをガクチカに
――大学生ってガクチカが求められると思うんですけど…どうしたらいいんですかね!?
よっちゃんマンやっぱり学外でのガクチカを持っている方が、社会を知っているのではないかなって思う。
大学の授業だけで自分のやりたいことや、自分が興味を持っている業界って情報を得られるでしょうか…多くの大学ではできない気がして…。



ガクチカ問題ありますよね~
僕は就活も終わっている立場なので、今考えてみて思うことがあるんです。
大体多くの学生って就活のためにガクチカ積まなきゃ!って焦ってると思うんです。
だから目指すべき方向性があってのガクチカづくりになりがちというか…。
でも僕は逆だと思っていて…
何か目の前のことをやっていって、社会と色んな接点を持つことで、自分が興味関心を持てる業界とか方向性が見えてくる。
まずは自分が楽しそうだなって…思うことをたくさんやっていくのが大切かなって!
惟光さんの言う通り、最初から方向性が決まっていなくても大丈夫!
ビーンズでは、キャリアを考えるベースとしてCCP(キャリアコンピテンスピラミッド)という概念を大切にしています。
- 第1階層 Spirit(軸): 自分のやりたいことの大体の方向性
- 第2階層 TSM(ガクチカ): 組織から評価される3つの要素(後述)
- 第3階層 Value(提供価値): 具体的にどんな仕事をするか
重要なのは、1段目の「軸」は、2段目のガクチカ(TSM)を積み上げる過程で明確になっていくということ。
チーム作りを経験して「人に興味がある」と気づいたり、仕組み作りを経験して「コンサルに興味がある」と気づいたりします。
「楽しそう」から動き出す順序は、非常に理にかなっているんです!



まずは、楽しそうだなって思えることを数打ってみる…!やってみます!!
「フッかる」にバイトをしてみる



それでいうとバイトをすることも結構いいなーって思う!
もちろんお金稼ぎの側面もあるけど、僕は別の視点も持ってて!
今、イベントの設営、配送業者、コンビニのバイトをやってるんですけど
僕は学校でマーケティングを学んでいます。
だから、例えばコンビニだったら、客層を見て、「どの年代の人がどんなもの買うのかな~」ていうのを観察しています。
配送のバイトでも、何が運ばれてるんかなーとか、どんな人が働いてるかなーとか見てて結構面白いです。
バイト1つをとっても学べる視点を持てば色々発見があるなと…!
だからガクチカっていっても手段はいくらでもあるかな!
インターンも大事だけどそれだけが全てじゃないって思ってます。
「ガクチカ=作るのが苦しい」ではなく、やりたいことにチャレンジしていく中でできていく。
そういう意味では誘われたら行ってみるくらいの「フッかる」(フットワーク軽い)感が大切だなって思いました!
単にお金を稼ぐだけの「労働」では、ガクチカにはなりにくいもの。よっちゃんマンさんのように「視点」を持つことが鍵です。
- Team & Training (T): チームを作り、メンバーを育成する経験。
- System (S): 業務を理解し、マニュアル化などの「仕組み」を作る経験。
- Money (M): 収支を意識しながら活動する経験。
ただコンビニで働くのではなく、「客層を分析して売上を上げる提案をする」といった意識を持てば、立派なガクチカ(TSM)になります。
まずは「フッかる」で色んな場を覗き、ここぞという場所が見つかったら、3ヶ月〜半年ほど腰を据えて「深くコミット」してみるのが理想の流れです。
よっ友をつくろう
――でもでもでも「誘ってくれる人いないよ~」「こわいよぉ~」って感情も同時に出ませんか…?



そこは根性だ!それでもダメならビーンズだ!!!!……という冗談はさておいて(笑)
人とのつながりを作るためにはまず挨拶だなと。
最低限のハードルさえクリアすればいいと思うのです。
大学って”よっ友”からでも、そこから深い仲に発展する可能性もあるので、結構大事かと。



自分から挨拶する人って実は少数派だから、それだけでもポイント高いよね。
「ガクチカ4階構造」
- 階:ガクチカ(挑戦と努力)
- 階:青春経験(つながり)
- 階:伴走してくれる大人
- 階:絶対安心の場(家庭や仲間)
- 階:心身の健康(食事・睡眠など)
ガクチカ(4階:挑戦と努力)を作るには、その下の土台が必要です。
挨拶から始まる3階部分をしっかり作ることで、はじめて4階のガクチカづくりに手が届くようになります。
その点で、「よっ友」作りは非常に大切なステップです。
なぜなら、キャリアの最初のステップは「ゆるい青春とチーム探し」で、 日常の何気ない挨拶から始まる「ゆるいつながり」の中から、いつしか深い話ができる親友ができ、その中から自分に刺激をくれる「ロールモデル」が現れてくるからです。


業界・企業を選ぶには
――とはいえ就活で業界や企業を選ぶのってすごく難しいと思うんですけど、何か感じること、アドバイスはありますか?



繰り返しですけど…
一般的な大学生って、行きたい業界と企業を決めて、そのためにガクチカが必要って思いがちなんだけど、
本当は…
……ってのが美しいと思うんです。
自分が行きたい業界や業種、企業を探すには、
色んな業界や業種、企業を知る必要があって。
要は社会を知るってことですよね。
その社会を知るまでのプロセスがガクチカなんだろうなと。
ガクチカを得る過程で、経験を積み、視野が広がり…
その経験をもとにどこかのチームにコミットして、ガクチカを充実させる……
これは先ほどのCCP(ピラミッド)の理論と一致します。
まず2階層目のガクチカ(TSM)で経験を積むことで、「自分は仕組み作りが好きだ」といった1階層目の自分の軸(Spirit)が明確になります。
その結果として、最終的な3階層目の社会への提供価値(Value)、つまり業界や企業が見えてくるのです。



なるほどーーー!



ガクチカではないんですけど…社会を知るって点で。
僕、憧れの会社があって。
最近、そこの本社ビルに行って、ビルから出てくる社員さんを観察してるんです。



えぇ??



例えば、その社員さんたちが、どこでランチを食べるかを調べて、同じメニューを頼んでみる。
これだけでも結構面白いよ。



いいね~!そういうの!
おもしろい!!
「高校生の間にやっておくといいこと」



あと合格から大学入学までの間にやっておくべきことを聞いていきたいな~と思うのですが…
今、推薦入試合格後も、なんだかんだ大学からの課題もあって忙しく、なんやかんやあって予定だけ埋まってる状態で…!
タスクを消化してたら1日がつぶれてしまう… このままでいいのかなって…



隙間時間でいいから、シラバスに目を通してみて!
仮に、手元にシラバスがないなら、去年のシラバスを(なんとか)手に入れてみておくといいよ。
あと、何か…専門分野とまで言えなくても、
「自分が好きだなー」っていう分野を身につけるのは大事だなーって思う。
そうすると教授に気に入られやすくなるし、他の生徒に差をつけられるからね。
自分の場合、大学入るまでにマーケティングの勉強を先取りで少ししていたから他の生徒と差をつけられたと思う。



自分は、スキルアップのためにMOS検定の勉強を頑張ってます!
応募はいつでもできるんだけど今週チャレンジする予定!
そのために今は、エクセルの技術を磨いているかな…!



正直、大学って高校と違って教授の裁量がかなり大きい。
だから、教授に気に入られた方が絶対得だと思う!!(笑)
専門分野の勉強は、ちょっとだけ・触りだけやっておくだけで全然ちがうので、
マジでお勧め!!
勉強も大切ですが、Tactiさんのように「焦り」を感じている時は要注意。 何より優先すべきは「0階:心身の健康」です。
- 栄養:タンパク質、鉄分、ビタミンを意識。忙しい時はプロテイン等も活用。
- 睡眠:7〜8時間の質の高い睡眠。
- 日光と運動:朝に太陽を浴びてセロトニンを出す。
「0階」が崩れると、焦りが増すバッドサイクルに陥ります。差をつけるためにも、まずはこの土台を整えましょう。



あとは、大学生は何をするにもお金がかかる…!
貯金もしたいならバイト探してもいいかもねー。
まあ、バイトは大学入学早々からやる人もいるし、
1年の終わりくらいからやる人もいる。
焦る必要はない。
あと、1つのバイトをずっとやる人もいれば、どんどん変えたり、掛け持ちしたり、本当に人それぞれ!
- 最初は焦らず、色々な場所に「広く浅く」関わって自分に合う場所を探しましょう(Phase 1)。
- 「ここだ!」と思える場所が見つかったら、単なる労働ではなく、チームや仕組みを意識して「深くコミット」してみてください(Phase 2)。
それがあなただけの立派なガクチカになります。
――今後もバイトの悩み、インターンの悩みとかも、話し合えるといいですよねぇ。



ぜひ。ビーンズのパイセンとして伝えらることがあれば。



自分もバイトの大変だった話とか、成長できた話とか色々できればと。



頼りにしてます!
よろしくお願いします!













